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2025.04.15掲載

正社員への道が開ける?「派遣の求人で見る社員登用」とは

「将来は正社員として働きたいけれど、まずは派遣で働いてみようかな…」「派遣でも社員登用って本当にあるの?」
そんな風に思ったことはありませんか?

最近、派遣求人の中で「社員登用あり」という表記を目にする機会が増えています。これは、派遣社員として一定期間働いた後、企業側の判断によって正社員や契約社員として直接雇用される可能性があることを意味します。

今回は、派遣社員から社員登用されるまでの流れや、社員登用のメリット、注意すべきポイントなど、知っておくと役立つ情報を詳しく解説します。


「社員登用あり」とはどういうこと?

派遣求人に記載されている「社員登用あり」とは、派遣期間終了後に企業が直接雇用(正社員または契約社員)として登用する可能性があるという意味です。ただし、これはあくまで「可能性」であり、必ず登用されるわけではありません

この「社員登用あり」は、大きく分けて以下の2パターンがあります。

1. 紹介予定派遣

紹介予定派遣とは、最長6か月間、派遣社員として勤務した後、企業と本人が合意すれば直接雇用に切り替えるという制度です。これは最初から「社員登用を前提」として派遣される働き方なので、正社員を目指す方にとっては特に注目すべき選択肢です。

この制度は労働者派遣法で定められており、雇用前に企業と労働者双方が見極める期間として有効に活用されています。

2. 通常の派遣からの登用

紹介予定派遣ではなくても、通常の派遣でも企業側が「この人に長く働いてほしい」と感じた場合に、派遣期間終了後に直接雇用へ切り替えるケースがあります。これを「一般派遣からの社員登用」と呼ぶことがあります。

この場合は、あらかじめ求人票に「社員登用実績あり」「社員登用制度あり」と記載されていることが多く、企業側の意向によって判断されます。


派遣から社員登用されるまでの流れ

実際に社員登用されるまでの大まかなステップは以下のとおりです。

ステップ1:派遣として就業開始

まずは派遣社員として企業に勤務します。期間は案件によって異なりますが、紹介予定派遣の場合は最長6か月、それ以外の場合でも3か月~1年程度働いたのちに登用の話が出ることが一般的です。

ステップ2:勤務評価・ヒアリング

企業はこの期間に、業務への適性、スキル、勤務態度などを見て「直接雇用にしたいか」を判断します。同時に、派遣スタッフ側にも「この職場で長く働きたいか」を確認するヒアリングが派遣会社から行われることもあります。

ステップ3:登用の打診

企業から「正社員として採用したい」との意思があれば、派遣会社を通じて本人に打診されます。本人が希望すれば、面接や適性検査などを経て、企業と直接雇用契約を結びます。


派遣から社員登用されるメリット

派遣社員から社員登用されると、以下のようなメリットがあります。

1. 職場との相性を見極められる

派遣期間を通して、実際に職場の雰囲気や業務内容を体験できるため「入社してから合わなかった」というミスマッチを防ぐことができます。これは中途採用では得られにくい利点です。

2. 給与や待遇が安定する

多くの企業では、正社員登用後に給与や福利厚生がグレードアップすることが多く、賞与や昇給のチャンスもあります。将来設計が立てやすくなり、安定した働き方が可能です。

3. キャリアアップにつながる

企業によっては、社員登用をステップとして、将来的にリーダー職や管理職への昇進を目指せる場合もあります。スキルと実績を積めば、派遣からのスタートでもキャリアアップが十分に可能です。


気をつけるべきポイント

社員登用には魅力がありますが、注意すべき点もあります。

1. 登用は保証されていない

「社員登用あり」と記載されていても、必ず登用されるわけではありません。企業の人員計画や本人の業務評価、勤怠状況などによって判断されます。

2. 登用後の条件を事前に確認する

正社員になった場合の給与・雇用形態(正社員か契約社員か)・勤務地・業務内容などの条件は事前に確認しましょう。「正社員になれたけど条件が悪くなった」と感じるケースもあるため注意が必要です。

3. 紹介予定派遣と通常派遣の違いを理解しておく

紹介予定派遣は制度上、派遣契約時に「正社員登用を前提」としてスタートするため、事前の情報開示が義務付けられています。一方で、通常の派遣では、制度としての縛りはなく、登用も企業次第となるため、曖昧な表現には注意しましょう。


社員登用を目指す人へのアドバイス

もしあなたが「派遣から正社員を目指したい」と考えているなら、以下の点を意識してみてください。

  • 日頃の勤務態度や報連相を大切にする

  • 勤怠を安定させ、遅刻・欠勤を極力避ける

  • 指示された仕事以上に前向きに取り組む姿勢を見せる

また、派遣会社に自分の希望(正社員を目指していること)を伝えることもとても大切です。ZOLVASでも、正社員登用を希望する方に向けた案件をご紹介していますので、お気軽にご相談ください。


まとめ

「派遣=一時的な働き方」と考える人も多いですが、今や派遣から社員登用されるケースは珍しくありません。自分の希望や働き方に合わせて、無理なく正社員を目指せるルートとして、派遣という選択肢は非常に有効です。

ZOLVASでは、社員登用を目指せる派遣案件も多数取り扱っています。
将来を見据えた働き方を考えている方は、ぜひ一度ご相談くださいね。